イスラエルの戦場となるシナイ半島とゴラン高原は花崗岩が多い。これは石英にとみ、砲の直撃でも割れないほどかたく、緻密なために
日本では城壁に用いられた、フィンランドでは戦車障害物として道に置かれ、ソ連戦車を妨害した
石英・シリカは地球でしか見られない、火星や月や隕石にはないが、これは水蒸気の圧力が石英の生成にかかわってるため
水の豊かな惑星が石英をもたらした。砂漠の砂などは石英でモース7と硬く、宝石は砂ほこりで傷になって困るからこれ以上に堅い
タモリ流に解説すると先カンブリア期に地質構造活動に拠って花崗岩マグマがシナイ半島やアスワンに侵入した

戦車で高速でゴロゴロした花崗岩を踏むと、足回りが壊れてしまう、あるいはサスが弱いと履帯が脱落する
そこで足が硬いセンチュリオンがゴラン高原で配備された。またボギー式サスは前輪が持ち上がると後輪が地面を押して車体を持ち上げるのを
アシストする。高速ではバネ下が重くドタバタしてかえって弊害があるとされるが荒れた地形ではどのみち高速は無理であるから
センチュリオンのホルストマン式が正解で、日本軍の縦置き三軸ボギーも好評であったらしい
日本戦車は満州のコウリャン畑のうねを高速でつっ切るようにチューニングされたという