江戸城の石垣は本小松石が用いられる。これは真鶴半島の石切り場でとれるもので赤みがかかった原石をみがくと美しい緑になる
40万年前の箱根噴火で流れ出したもので石英6割ほどの安山岩石。皇室をはじめ源頼朝の墓石に用いられる
大阪城の石垣は小豆島の花崗岩が用いられる。花崗岩は石英75パーセントとなる。
香川県の庵治石(あじいし)、岡山県の万成石(桜御影)はかたい花崗岩で、現在日本で流通してる御影石はほぼ中国産

英国は装甲材の不足から輸送船などに石英の砕石をアスファルトで練り込んだ「プラスチック装甲」を張り付けた
https://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/c/ce/Quartz_Br%C3%A9sil.jpg
原料が砕石と極めて安価がで世界中で製造され効果が認められて戦艦まで採用された。考案者と砕石工場で権利を求めて
訴訟になったようだから莫大な利益があった

金属のような固体でもユゴニオ弾性限界を超える圧力に曝される場合、液体に近似した超高速噴流(メタルジェット)が起こる
これを利用した化学エネルギー弾、成形炸薬弾にも石英練り込んだ「プラスチック装甲」は有効であると考えられて
大戦末期に被害が急増したパンツァーファウストをふせぐためにシャーマンの補助装甲としても試作されたが
戦争の終了で沙汰止みになった。ただし研究は続けられて50年代にいわゆる複合装甲に発達していく

ソ連本国のT‐64ではガラス繊維を複合装甲が採用されたようだが成形炸薬弾にガラスで効果がある?