階段と踊り場、垂直方向の釘だけで固定していたそうだが、防腐処置してない木材を使ってようが使ってまいが、
素直方向のケミカルアンカーだけで支えていたことが原因で発生した笹子トンネル天井板落下事故と同じで、
いずれは抜け落ちていた案件では。
設計側は、『設計図通りに施工されていない』と主張しているが、元はどんな感じで考えていたんじゃろ。

住人転落死の階段、踊り場が腐食…木材に防腐処理しなかったか
https://www.yomiuri.co.jp/national/20210428-OYT1T50164/
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> 捜査関係者によると、階段と踊り場はL字形の金具2個で結ばれ、鉄製の階段側は溶接、木製の踊り場側は
>各3本のくぎで固定されていた。だが、事故後に調べたところ、踊り場の木材は腐食し、金具との接続部分が
>もろくなっていた。
> 事故の約2時間前には、踊り場の床板がはがれ落ちて下に隙間ができているのに別の住民が気づき、連絡を
>受けた管理会社が隙間に木の板をはめ込んで補強していたという。
> 踊り場は設計時には鉄骨を使う予定だったが、実際には木材が使われていた。建築基準法施行令では、屋外の
>階段に木材を使う場合、防腐処理をするよう規定しているが、行っていなかった疑いがある。
> アパートを設計したのは横浜市の建築事務所で、設計を担当した男性建築士は取材に「外階段は防水や耐火
>対策が必須で、木材での設計はあり得ない。設計図には鉄骨を使用すると明記していた」と話した。
> これに対し、施工業者の「則武のりたけ地所」(相模原市)の社長は「当時の社長や担当者が退職し、詳細が
>分からない。被害者に申し訳ない」と述べた。同社が過去に施工した建物については、一部の自治体が施工状況の
>確認をめている。
> 一方、アパート建設時には、設計通りに施工されているかを確認する中間検査や完了検査も行われていた。
>担当した民間建築確認機関「J建築検査センター」(東京都渋谷区)は取材に「答えられない」とした。