KAI_特集企画(10問10答)KF-21 10問10答
http://kai-webzine.com/webzine_2021_05/1232

Q1. KF-21ロールアウトが持つ意味

試作機の出庫は、これまで図面上にだけ存在した戦闘機を実体化させ、性能を評価する段階に入るという点で、
開発課長の意味ある成果です。
また地上試験や飛行試験を控えているので、新たなスタートを準備するターニングポイントとも言えます。

Q2.コロナ19などの容易ではない環境の中でも、KF21ポラメ事業は計画通りに進められています。 試作機公開後の今後の日程は?

4月9日に試作1号機が出庫され、一般に初公開されました。 今後、地上および飛行試験のために単座(1つの操縦席)4台と
複座(2つの操縦席)2台の計6台の試作機(試験体2台を含む8台)が製作される予定です。
試作1~3号機は年末まで、4~6号機は来年上半期まで、6機の試作機が約4年間で約2200回のソティ(飛行回数)を遂行します。

Q3.KF21 飛行試験、武装試験はどのように行われるのか?

飛行試験の初期には航空機の性能を中心に飛行領域の拡張が行われ、航空機の安定性が確認された後、武装試験を進めます。
2026年6月までは空対空武装飛行試験を行い、その後は空対地武装試験が計画されています。
来年に計画された飛行試験のために今年計画された地上試験を日程通りに完了させるために皆が努力しています。

Q4.KF-21事業を通じて期待される産業的・経済的効果

KF21の開発に約700社の韓国企業が参加し、KF21事業を通じて良質の雇用と付加価値が創出されています。
2028年までに約11万人の雇用創出と約1兆ウォンの経済効果が生まれます。

さらに24兆ウォンの生産誘発効果が予想され、技術波及効果も49兆ウォンに達することが期待されます。
航空機産業が自動車、電気など他の産業より成長率が高いので、成功的に推進されれば経済に及ぼす波及効果が
大きいと予想されます。