>>5
Q8.国産戦闘機を開発すべき理由

1980年当時、イランはF-14という最新鋭機種をアメリカから導入・運営していましたが、
イラン・イラク戦争が勃発した際、アメリカはF-14の後続支援を拒否しました。
その結果、イランは戦争初期にF-14をまともに運用できない状態に陥ります。

国産戦闘機の運用になると、後続支援が国内で可能になる大きなメリットがあります。
普段も戦闘機に問題がある場合、迅速な技術支援が可能になるため、戦闘機の稼働率が格段に高くなります。
海外導入戦闘機の場合、エンジンなどの部品欠陥の場合、源泉業者に修理を送ってから受ける期間が
平均3ヵ月以上かかる反面、国内装備は1ヵ月以内で迅速な整備が可能です。

Q9.KF-21が開発が完了した後、その技術とノウハウ、人材、インフラが断絶することなく持続可能になるためには、どのような政策的努力が必要になるか。

インフラを持続活用するためには、我が空軍の所要だけでなく、海外輸出所要も必要であり、
そのための政策的な支援が必要です。
KF21の持続的な性能改良と国産化拡大による価格競争力の確保を、今後も進める必要があります。

F-15、F-16などの戦闘機が多様なバージョンに開発改良されて長期間地道に販売されているように、
KF-21も各国の要求に合ったバージョンとして開発して輸出を推進すればインフラが持続的に活用可能なだけでなく、
より良い戦闘機を開発するための土台になるでしょう。