>>536
近代的な散兵の集団使用の始まりは国民意識とはかけ離れた物と言うか真逆だったのが面白いけど

18世紀半ばのオーストリア軍のクロアチア兵は軍規や操典を守る事を嫌っていた
密集横隊を指示しても規定の間隔を維持出来ず通常の大隊よりも間延びし縦深も深い無様な横隊になってしまった
しかも遮蔽物を見付けるとさっさと隠れてしまう
なのに何故か好戦的
(多分に気紛れだったり交戦目的が戦利品あさりだったりしたけどw)
結果として大隊~連隊規模の散兵や軽歩兵の登場に
これは敵にとっては想像以上の脅威となりフリードリヒ大王は対抗する散兵や軽歩兵として猟兵大隊やフュージリア連隊を編成

フランス革命戦争中の国民衛兵や義勇兵によって行われた散兵も実はクロアチア兵の物に近いのが現実
練度が低く厳格な横隊を組めずクロアチア兵同様の横隊的な何かに
さすがに交戦目的は戦利品では無くて国民意識?だったけど
気紛れなのは同じでいつ崩れるか想像が付かなかった
その為皮肉にも旧国王軍の兵士を主体にした正規軍戦列歩兵を背後に付ける事に