これ米軍は欠陥を知っていながら使い続けた可能性も

武内和人|政治、防衛、安全保障の文献等を紹介します@Kazuto_Takeuchi
最近の研究で機密解除された冷戦期の米軍が使っていたウォーゲームのルールに深刻な欠陥があったという
分析が出されています。
後方能力が適切に反映されていないルールを使っていたために、ソ連軍の戦闘力を過剰に見積もっていた
可能性があると指摘されています。
詳細については省きますが、冷戦期のソ連軍の後方支援の能力を車両保有数で推計すると、戦闘部隊が
縦深突破を図ろうとしても数日以内で攻撃前進が行き詰まる可能性が高いと分析されています。
戦略、作戦レベルのウォーゲームでは兵站の制約をルール化しないと、現実離れした展開になってしまいます。
Professional Wargaming: A Flawed but Useful Tool
https://journals.sagepub.com/doi/10.1177/1046878120901852

ソ連の脅威を過大に見積もればより多くの予算と人員を確保できるからね
それにしても憧れの無停止進撃がフェイクだったなんて… (´・ω・`)