【独自】使い捨てを改めます…H3後継ロケット「再使用型」開発へ
読売新聞オンライン 5/12(水) 5:03配信

政府は、今年度から運用予定の基幹ロケット「H3」に続く次世代機について、打ち上げ後に機体の一部を海上などで回収する「再使用型」で
開発する方針を固めた。 早ければ2030年にも初打ち上げを目指す。
これまでの使い捨てを改め、機体を繰り返し使うことでコストを大幅に下げ、国際競争力を高める。

文部科学省が12日、ロケットの将来計画をまとめた工程表案を有識者会議で示す。
工程表案では、26年頃に小型機の飛行試験を実施し、30年頃に1号機を打ち上げる目標を掲げる。

宇宙産業分野では、地球観測用の人工衛星を中心に、市場規模が拡大している。
現在の主力である「H2A」は、約100億円という打ち上げ費用の高さがネックで、海外衛星の商業打ち上げの受注実績に乏しい。
こうした課題に対し、今年度に初打ち上げを目指すH3では、打ち上げ費用を約50億円に抑える。

次世代機は、主エンジンを搭載した第1段ロケットを分離した後、その姿勢を制御して海上などに着地させ、繰り返し使用する方式を想定している。
再使用によるコスト圧縮に加え、民間が開発した別のロケットの部品を活用するなどして、H3よりさらに低価格での打ち上げを目指す。

再使用型ロケットをめぐっては、米国の宇宙企業スペースXが、世界に先駆けて、機体を海上の施設に着地させることに成功した。
既に衛星や宇宙飛行士を乗せた宇宙船の輸送で実用化している。
https://news.yahoo.co.jp/articles/e034bd307b3144ededc2f3e382e3c046d917cb65
https://www.yomiuri.co.jp/media/2021/05/20210511-OYT1I50132-1.jpg
https://www.yomiuri.co.jp/media/2020/06/20200602-OYT1I50040-T.jpg
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日本も大型再使用型ロケット開発を正式表明しましたが、やはり名称は「H4」になるんですかね?