再使用型のロケット 2030年ごろ初号機打ち上げ目指す 文科省
2021年5月12日 17時39分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210512/k10013026611000.html

今年度に打ち上げる予定の日本の新型の主力ロケットH3に続く次世代のロケットとして、機体を回収して
複数回使う再使用型のロケットを開発し、早ければ2030年ごろに初号機の打ち上げを目指す方針を、
文部科学省が大筋でまとめました。

これは文部科学省の有識者会議が、今年度打ち上げる予定の日本の新型の主力ロケットH3に続く
ロケットの将来計画の中間報告として、大筋でまとめました。

それによりますと、国は、機体を回収して複数回使う再使用型のロケットを開発し、早ければ2030年ごろに
初号機の打ち上げを目指すとしています。

再使用型ロケットにすることで、H3ロケットの半分程度となる大幅な低コスト化を目指すほか、
高い頻度で打ち上げることにも対応できるようになるということです。

また、人を乗せて宇宙旅行をしたり、宇宙空間を通って都市の間を高速で行き来したりする新しい輸送機の開発を
目指すプロジェクトを官民で立ち上げ、製造ラインの共通化などで、再使用型ロケットのコストを2040年代前半には
H3ロケットの10分の1程度に低下させることを図るとしています。
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昨日、読売でも報じられていたが、NHKでも出たということはほぼ確定か。>再使用ロケット開発

H3は来年に初号機打ち上げで、20年間運用するという予定だったと思うが、再使用ロケットとの
「棲み分け」はどうするんだろうかな。ペイロードの違いで差別化するんだろうか。
打ち上げ費用が10倍違うと、なかなか難しいな。