>>743
我が国の製鉄は「鉄鉱石の生産地から遠い」と言う弱点が有って、工業が成り立つレベルで
鉄鉱石を輸入するようになったのは明治になってからなんですな、ウニセンセー。

先の大戦でも鉄鉱石の内地への還送は専用船団を2〜3度程度しか要しない程度で
(後は原油船団と共に行動させているパターンばかり)、
内地への還送で一番需要が有ったのは実は原油で、それ以外の還送は「兵員・装備輸送」
以外はほぼおまけレベルなんですなぁ。

その原油還送も沖出し用の小型タンカーが不足していて、有り余る程の原油を南方では
産出していながら、荷積みが追い付かずに現地で燃やしていたりもするんですわ。

艦艇の喪失が昭和19年以降激増する理由の一つに、比較的質の悪いミリやらの原油を
精製しないまま燃料として搭載して、損害を受けた際に派手に炎上して喪失に至った、と
指摘する人もいますな。