2021.05.22
UAVがすり抜けるの時間も問題? イラン製UAVによる厳しいテストに晒されたアイアンドーム
https://grandfleet.info/middle-east-afria-related/iron-dome-exposed-to-rigorous-testing-by-iranian-uav/
(抜粋)
ブロンク氏によればハマス側は意図的にロケット弾と無人航空機を組み合わせた攻撃を実施したたため、
イスラエルの防空システムはロケット弾の検出・追尾を行いながら異なる高度から侵入してくる低シグネチャーな
UAVを検出するためシステムの再調整を強いられたと指摘して「イスラエルの防空システム全体に想定以上の負荷がかかった」と
主張しており、もしハマスがイラン製の衛星誘導に対応したミサイルを併用していればアイアンドームを含む
イスラエルの防空システムは崩壊していただろうと語っている。

ミサイル分野に詳しいジェーンスのジェレミー・ビニー氏も今のところアイアンドームはハマスによる攻撃の大半を上手く防げているが、
カミカゼドローンと呼ばれる徘徊型UAVがイスラエルの防空システムをすり抜けるのは時間の問題だと語っており、
事実上イスラエルのアイアンドームはイランが提供した無人機(イエメンに供給しているAbabil-Bらしい)によって
厳しいテストを受けた=つまりイランはハマスを利用してイスラエル攻撃の際に役立つデータ入手に成功したと見ているのが興味深い。
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( ゚Å゚)ホゥ、これはなかなか興味深い。
イランの支援を受けたハマスが、多数のロケット弾攻撃と同時にUAVを侵入させて、
イスラエル防空システムの弱点を探ったのではないか、と。

こういう実戦データは、実際にやってみないと得られないものだからな。
今回の紛争で一番得をしたのはイラン、ということになるのか。