映画化できるか?

日本のワクチン提供「10日間の静かな作戦」 台湾の安全保障高官が明かす
2021/06/04 17:07

(台北中央社)日本が台湾に無償提供した新型コロナウイルスワクチンは4日午後、桃園国際空港に到着した。
台湾の安全保障部門の高官は4日、ワクチン寄贈が実現するまでの「10日間の静かな作戦」の内幕を明らかにした。
この計画は蔡英文(さいえいぶん)政権の「最高機密」と位置付けられ、法律面の交渉から地域情勢の把握まで、台日双方の協力と米国の静かな後押しによって「不可能な任務」を成し遂げた。


▽ 日本、あるだけのアストラゼネカ製ワクチンを台湾に

今回日本から届いたワクチンはアストラゼネカ製124万回分。これは日本が現時点で保有しているアストラゼネカ製ワクチンの全数だったとみられている。安全保障部門の高官によれば、ある日本側の関係者からは「現時点ではこれだけしかなく、申し訳ない」との言葉をかけられたという。

この高官は、今回の交渉の過程において、日本側の温かさに台湾は深く感動し、深く感謝していると話した。

(溫貴香/編集:名切千絵)

https://mjapan.cna.com.tw/news/apol/202106040008.aspx