愛艦精神って言葉は初耳だけど、

艦艇ってのは一般的な企業の部署、工場や店舗と異なり、
宿舎もかねているから短期間とはいえど、同じところに住むもの同士の協調性とか親愛性は(嫌でも)求められるだろう


出向者員とか派遣社員とか、バイトとか、蛸部屋暮らし以外は家や自室に帰れる。
例え蛸部屋暮らしであっても外にでる時間はあるわけ

それが艦艇の場合は自分だけの自由な時間そのものが皆無に等しい

そんななかで嫌悪感を顔にだして仕事すれば適当な作業になり、ミスや事故を誘発する、体調も悪くなる
さらに周りとの関係がよくないとストレスの捌け口(いじめ)になりかねない
だから同じ船で暮らすものどうし、必然的に周りと仲良くなろうと取り組まないといけない。
それは一般的な企業で求められるだろう愛社精神、『社員は家族』よりも遥かに高いものを求められている。

一般的な企業の仕事は嫌なら逃げられる、でも出港したあとの船の仕事はそう簡単に逃げられない
無事に陸に帰るため、生き残るために周りとの和を大切にしないといけない
例え短期間の出向であろうと、24時間同じところにいたら嫌でも愛艦精神というものがわいてくるのだと思う
(悪く言えばストックホルム症候群的なもの)