2019.11.19
第6世代戦闘機「FCAS」開発で仏独対立、要求性能の「食い違い」で開発資金確保が困難?
https://grandfleet.info/military-trivia/6th-generation-fighter-fcas-development-france-germany-conflict/
(抜粋)
フランス、ドイツ、スペインの3ヶ国は第6世代戦闘機「FCAS」のデモンストレーター(技術実証機)フェーズへ進むため、
各国が7,500万ユーロ(約90億円)つづ負担し、総額2億2,500万ユーロ(約270億円)b烽フ開発費を、覧年の1月までに
エアバス社とダッソー社に与える予定だったが、ドイツ議会が未だに開発の支出を承認していない。

ドイツは第6世代戦闘機「FCAS」の共同概念研究の結論が出るまで、機体のステルス性能とセンサーの研究開発を
行うべきではないという立場を見せており、これはフランスとドイツの間で機体のステルス性能について意見が対立しているためだ。

第6世代戦闘機「FCAS」プログラムは、人間のパイロットが乗り込む「有人機」と、共に任務を遂行する随伴機=
「無人機」の開発を同時進行する構想だが、ドイツは第6世代戦闘機「FCAS」プログラムの中心である「有人機」よりも
「無人機」のステルス性能向上が重要だと主張し、フランスは逆に「有人機」のステルス性能が高性能であれば、
無人機自体の開発をキャンセルしてもよいと考えている。

そもそも第6世代戦闘機「FCAS」プログラムが、有人機と無人機で編隊を組み任務を遂行するという「概念」は、
あくまで「構想」に過ぎず、正式な仕様は「未確定」なため、このような対立が生まれるのだ。
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大方の予想通り、ドイツとフランスで揉めに揉めまくっている。
争え・・・もっと争え・・・

F-3開発が順調に進んで実戦配備される頃、FCASプロジェクトがどんな状態になっているか、
実に楽しみである。