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なお先日全米女子OPを制した笹生は日比ハーフでしたが、既にアジア大会などではフィリピン代表として出場しているから、今度の東京五輪でも
規約上日本ではなくフィリピン代表として参加するのだとか。

全米女子OP優勝で笹生の二重国籍がクローズアップ 日本とフィリピンで“争奪戦”も
東スポ 6/8(火) 11:00配信
(前略)
世界ランキングは前週の40位から9位にジャンプアップし、日本勢トップ。
日本代表として今度は五輪で同10位の畑岡と金メダル争いをしてもらいところだが、笹生は日本とフィリピンの二重国籍を持つ。

ジュニア時代から国際大会ではフィリピンの選手として活躍しており、東京五輪についても本人はフィリピンからの出場を明言している。
万が一、心変わりしたとしても、すでに個人、団体の2つの金メダルを獲得した2018年の「アジア大会」(インドネシア)にフィリピン代表として出場。
五輪憲章には複数の国籍を持つ選手は代表となる国を選べるが、変更はできないという規定があり、今から東京五輪の日本代表になるのは不可能だ。

問題は東京五輪だけにとどまらない。 日本の国籍法は、22歳になるまでに二重国籍を解消することを求めている。
笹生はいずれ日本国籍を選択する見込みだが、フィリピン側も国民的ヒロインを手放したいとは思わないだろう。

ツアー関係者は「日本国籍を選ぶときに、本人たちの考えと別にフィリピン国籍を求める動きが出てくるかもしれない」と指摘する。
二重国籍を解消した後の24年パリ五輪、28年ロス五輪には日本代表の可能性もある。
フィリピンは過去の五輪で金メダルを獲得したことがなく、有力候補の笹生に“残留”のラブコールを送っても不思議はない。

やはり自国の選手を応援したいのが人情というもの。
両国にとって初となる笹生の「全米女子オープン」優勝はうれしいニュースだが、いずれ選択を迫られる日本の法律を前に“争奪戦”となる可能性も。
もちろんそれは、今後も日比両国民の期待を背負っていかなければならない“証し”と言えよう。
https://news.yahoo.co.jp/articles/7d6f52edf599224c177c05ee2ca7640b8cd41462