付け足すと、仮に灰田さん(仮)が来たとしても、国内情勢を加味すると対米戦どころか内戦になりかねん
内部統制が機能していない当時の日本だと灰田さん(仮)が来たとして、誰が交渉主導権を持つのか。
国家の代表として政府?外交交渉と考えて外務省?軍事だから陸or海軍省?はたまた国家元首の天皇?
自分がどれかの代弁者として灰田さん(仮)と交渉権を得られるならば、
真っ先に考えるのは対アメリカではなく国内他勢力を黙らせる自己戦力の要求だが。
大体本当にどんな兵器もくれるんだったら、国を一発で吹っ飛ばす戦略兵器くれって言えば作品(戦記)としては終わる
軍艦とか飛行機とか戦車とか、そんなオモチャを要求する理由がまったく無い
それをせず軍艦とか飛行機とか戦車なんぞしかくれない(要求しない)となれば、もう黒い話しか見えてこない

ここを誤魔化したとして、灰田さん(仮)は何時まで、どの位まで協力してくれるのか?
すぐ終わるならいっそマシだが、延々続けば日本の軍需産業、軍需都市は価格暴落、契約激減に伴い著しい衰退を招くだろう。
タダで超性能の兵器を即くれる奴が居るなら、しょぼくて時間のかかる国産兵器をバカ高い金払って買い続けるのは不可能
こうなれば呉や長崎くんだりの出身者等々が「灰田某は日本を衰退させる国賊だ!」となるのもそう遠くは無い
そんな折に灰田さん(仮)が「何かあいつ等から恨まれてるからやめようかな」とでも呟けばもう血の雨が降る。

分不相応なチートなんて物語上でも作中の日本にとっても害にしかならない。
つまり灰田さんじゃなくてそれを物語上一応でも制御して書いた田中光二がすごい