>>41
ところで皆さんがお怒りであった五話〜六話辺りについてなのだが、
私が思うに小熊チャンは精神的にぶっ壊れかけた状態であって
カブの存在によって辛うじて精神を正気の側に繋ぎ止めている状態なので、
カブで追い掛けたのは責めないでやって貰いたいと思うのだ。

これは彼女が旅先の食事に強い執着を見せていたことでも見られるが、
彼女は元々死んだような人生を送っていて、その象徴が色のない世界であったが、
そのモノクロームの世界の一因がそれまで口にしていた普段の食事だ。

別に彼女は彩りのない世界を自ら造り上げたかった訳ではなく、
生きていく事だけで精一杯なオタッシャ寸前待ったなしメンタルな状態にあったのだ。

アレはそこからようやく抜け出してきて食べ物に対する執着を見せられるようになってきた場面であり、
これまで諦めてきた物に手を伸ばす行為を再び始めた事の象徴が、暴走単独行なのだ。

よってごっぐ=サンは小熊チャンに対する批難を撤回し、小熊チャンに
生きていることの悦びを三日三晩かけて腹の奥まで分からせてやれ。わかったか。