>>458
フランス側で休戦を主導したペタンらの戦後の叙述によれば、英軍の大陸撤退が
英国から決定事項として伝達された事が決定打。この時点で
・戦略予備や動員余力から、徹底抗戦すれば半年〜1年程度は戦争継続可能だがフランスは
 壊滅的に荒廃する。成果もしょせん英国のための時間稼ぎ・捨石でしかない
・オランダのように亡命政府となり、海外植民地・軍に依拠して形だけの継戦は可能。
 軍事的に無意味な上、フランス本土は政治的に分裂・無秩序化し共産革命に至る恐れ大
・よって余力のあるうちに降伏して国家体制を維持し、将来の巻き返しを図るのがベスト
 対英他の戦争が続くので、仏の意向・独立性を完全に無視した占領政策は取る力はドイツにはなく
 おそらく英米ソへの対立で遠からず独は疲弊する
ってあたりが共通解。この手の「対独休戦、融和は仕方なかった・仏のためだった」論は
戦後も50年代以降(戦勝の高揚感・ドゴール政権の人気に陰りが出てきた)に活性化した物で
後出しの言い訳みたいな所はあるけど、一応大筋ではそうなんでしょう