世界最古のサメ被害者は縄文人?全身に790か所の傷跡
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京都大は30日、約3000年前の縄文人の骨からサメにかまれた無数の傷が見つかったと発表した。これまで最古だった中米プエルトリコの人骨を約2000年遡り、サメの襲撃被害としては世界最古だという。

 1919年に岡山県笠岡市の津雲貝塚で発掘され、京都大で保管していた成人男性とみられる人骨。考古学や人類学の専門家らの国際研究チームがサメの研究者の協力で調査したところ、全身に少なくとも790か所の傷が見つかった。傷の形状にサメ被害の特徴があり、同じ場所を繰り返しかんだ痕もあった。右足や左手は欠落しており、かみちぎられた可能性がある。

 傷は治癒した形跡がなく、襲撃直後に亡くなり、埋葬されたとみられる。京都大の中務真人教授(自然人類学)は「船で仲間と沖に出て漁をしている最中に襲われたのでは。想像できなかった人々の営みを解き明かす材料になる」と話した。

埋葬しないで貝塚に死体を保っぽり投げたのか。