>>81
>有毒性の判明
>スギヒラタケは2004年までは主に北国において優秀な食用キノコとして知られ、味や歯ざわりにくせがないことから食用として広く知られていた。
>ところがこの年の秋、腎機能障害を持つ人が食べて急性脳症を発症する事例が相次ぎ報告され、本種が関与している疑いが強くなった[3]。
>同年中に東北・北陸9県で59人の発症が確認され、うち17人が死亡した。
>発症者の中には腎臓病の病歴がない人も含まれているため、政府では原因の究明が進むまで、腎臓病の既往歴がない場合でも本種を食べるのを控えるように呼びかけた。

>臨床所見
>下痢や腹痛などの消化器系の中毒症状はなく、食べたあと、2日から1ヶ月程度の無症状期間があり、
>初期症状は意図しない筋肉の収縮や弛緩を繰り返す「振戦」や発音が正しく出来ない「構音障害」、下肢の麻痺を示す。
>その後、意識の混濁や昏睡などの様々な意識障害を起こし、回復までには1 - 2ヶ月程度を必要とするが、回復期にはパーキンソン症候群に似た症状を呈することもある。
>病変は基底核、視床、前障、大脳皮質深部等に起き、組織学的には髄鞘の崩壊とアストロサイトの増生が特徴である。
>また、血清浸透圧や血清ナトリウム値の急激な変動を認めず、血液脳関門機能が障害を受けている。
>臨床的にはこの脳症の症状は炎症性ではなく「橋-橋外髄鞘崩壊症」に類似した病態が推定されている[4]。

>治療
>特異的治療方法は確立されておらず、対症療法として人工透析や脳炎等の合併症状に対する治療が主となる。

2004年まで分からなかったとか暗殺者かよ