P-1と情勢変化について

P-1のアビオニクス構成を見るとステルスと超音速以外は戦闘機に近い
センサシステムも、自己防御装置も、戦闘表示装置も
空対空FCSはないが
P-1開発で戦闘機クラスのセンサフュージョンの経験を積めたと言われるくらい

そう考えると、ステルスか超音速のどちらかもしくは両方を備えた初期案のP-Xだったら
どんなもんだろうかと思わないこともない

滞空可能時間(エアフレームのではなく。狭くなるから人が載らない・疲れるなど)が
減るだろうから所要数は多いままかもしれない
現今の情勢を見れば、初期案型のP-XだったらPLAN水上艦隊への相当なカード積み増しに
なったのではないかと思われる
同時に戦闘機やSAMによる対潜作戦妨害に強い哨戒機部隊となり得ただろう

ただP-X企画時の頃は2010年台からのF-22J(仮)によるエアカバーを将来期待できただろうから
現行の構成のバランスが一番良いと判断されたのだろうと思う

P-Xのアビオニクス構成一つとっても未来は容易に予測できないものと実感する
予測できない未来にどう対処するかが装備品行政の旨と言える