そのため輸入、特に石油の輸入には形振り構わぬ姿勢を見せており、国際な制裁を受けているイランやスーダンの石油輸出の主要な顧客は中国となっている。
さて河川・運河と鉄道、道路で、国内の流通は滑らかになったものの、問題はそうした資源の輸入経路が海岸線しかなく、その海を日本や台湾が塞いでる事だ。

そこで中国は、海南島の観光開発を謳いながら、ついでに海軍基地を建設して原潜を配備したり、フィリピンなどの南シナ海・フィリピン海の実行支配を進めている。
またチャオプラヤー川上流は中国国内にあるため、発電や水利調整を名目にダムを建設、水利権を握ることで、チャオプラヤー川の河川流通を確保しようしている。
その結果、インドシナ半島諸国の多くは中国への反発を深めており、またフィリピンやベトナムとは、南沙諸島の所属を巡って、深刻な対立が続いている。