>>725
東北文化学園大学を思い出した。

悪い意味においては、日本一の不祥事であろう。

1990年代の後半にかけて、仙台市立大学構想があり、学校法人東北文化学園大学には多額の税金が導入された。

しかし理事長が暴走し、日本の大学史上に残る一大疑獄事件となった。

学校法人東北文化学化大学は1999年に開学した。その際に多額の負債を隠し、当時の文科省に大学設置を申請した。さらに、仙台市から の助成金8億8000万円を不正に受給した。しかし、2004年に二重帳簿が発覚し当時の理事長が逮捕され後に有罪が確定した。さらに郡山市への薬学部設立と久慈市への福祉系学部新設や公立黒川病院の買収計画も頓挫しさらには郡山市にも損害を与えた。2004年には、298億円の負債を抱え日本の大学及び学校法人として初めての民事再生法を適用した。この際に、仙台市や郡山市に対して賠償はほぼなく後に遺恨を残した。理事長への国会での聴取も検討された。

学校法人の認可取り消しの可能もあり、前向きに検討された。また開学してからの私学助成金を史上初かつ唯一、全額の5億5000万円を返還させられた。

民事再生法適用後も二代目の理事長が大阪地検に逮捕されるなど2013年までの間長らく混乱が続いた。

大学法人の認可取り消しが検討され、決定寸前になるほどでした

日本大学はおろか東京医科大学の不祥事が可愛く思えるほどの大事件でした。

学校法人を認可して開学するまでに行われた日本の大学及び、学校法人不祥事で、最悪の悪質なケースであった。

文科省、宮城県、仙台市、郡山市の信用すら損ねた重大事件であった。

皮肉にも河北新報社の写真特集、宮城の平成30年史の平成16年にも選ばれた。