米軍はISIS-Kへの報復に対象を切り刻む忍者ミサイルを使用した
先週26日、米海兵隊13人を含む多数の死傷者を出したカブール国際空港の自爆テロ。米軍は早速、27日に首謀者とされるイスラム国ホラサン(ISIS-K)に対し、報復として空爆を行った。この空爆で使用されたのは標的切り刻む、通称”忍者ミサイル”と言われる「AGM-114R9X」だったことが分かった。
ウォルストリートの報道によるとこの空爆には”忍者ミサイル”と言われる「AGM-114R9X」が使われていた。
このミサイルは空対地ミサイルのヘルファイアをベースに改良されたミサイルで2011年にオバマ大統領の指示で開発が始まった。
このミサイルの特徴は弾頭に爆薬を積んでいないこと、その代わりに6枚のブレードが搭載され、標的に衝突すると、その運動エネルギーを利用して、標的を切り刻むといったものだ。
爆発しないため、周囲への二次被害を限定でき、周囲に民間人、民間施設がある時に使用される。
ブレードの刃を手裏剣になぞらえ、爆発音がせずに静かに標的を殺め、主に要人暗殺に用いることから”忍者ミサイル”と呼ばれている。

どこで見たのか忘れたけど、帆船で使用する砲弾が炸裂しない「砲丸」だった頃に、発射後に折り畳み式の刃が飛び出して回転しながら敵船やその乗員を切り刻むのを思い出した。