ええやん

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 キャスター時代と変わらないフサフサの髪、ツヤツヤの肌からは、とても80歳を過ぎているとは思えない鳥越俊太郎さん。現在もウェブマガジンで社会の動きを発信し、YouTubeでは識者といわれる有名人とのインタビュー対談を行っている。

「菅直人さん、阿川佐和子さん、さだまさしさん、鶴瓶さん、田原総一朗さんなど、知り合いが忙しい中、ノーギャラで出てくれています。昨年はコロナ禍で講演会がなくなってしまい、朝からボーッとテレビを見てるだけだとボケると思って、ウェブマガジンとYouTubeを始めたんです」

 テレビのニュース番組での新型コロナウイルス報道には違和感があり、自身のメディアで現状をわかりやすく伝えることも多い。

「テレビは感染者数しか報道しない。ワクチンのおかげで死亡者、重症者数は減っていることをどうして伝えないんだと。おそらくキャスターが自分で取材をしていないから、事実とは何かを自分で考えて伝えることができず、数字だけの羅列になってしまうんです。

がんを経験した鳥越さんにとって、ワクチンで感染予防ができる新型コロナウイルスははるかにマシだという。

「僕は大腸がんの4期で肺に転移して、最後は肝臓までいって、4回手術しました。そのときは、自分の人生はこれで終わりだなと覚悟しました。ですから、ワクチンを打てば高い確率で死亡を防げる新型コロナウイルスは、がんに比べるとどうってことないと思います。

 一方で、感染したら死に至ることもあり、かかった後の後遺症もあるので、自分の命を守るために、それから自分の周りにいる命を守るために、ワクチンを打ちましょう。もし迷っている人がいたら、僕のウェブマガジンに詳しく書いているので、ぜひ読んでください!」

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