>>131
「同時に誘導できる」=「発射できる数」ではないので注意。
2発誘導してる間にも後続を発射する事は可能で、先に発射したミサイルが命中するか命中が見込めなくなった時点で、後続の誘導を始めます。
(その間、後続のミサイルは「慣性誘導」という手法で「だいたいこのへん」くらいの精度で飛んでいきながら待機)

少なくともはたかぜ型以前のターター・システムを積んだDDGはそんな感じで、DDのシースパローはそこまで高尚なシステムじゃないものの、
ミサイルの射程短いからどのみちそんなに撃ちまくれない。

で、その「そんなに撃ちまくれない」というのは対艦ミサイルを発射する側も同じで、大した目標でも無いのにやたらと対艦ミサイル撃ち込んでたら、
すぐに弾切れになります。

よって「高い価値のある目標(米空母とかね)」にだけドカスカ撃ち込んでくるわけで、イージス・システムはそういうのに対処できればよいわけですな。

あと、ミサイルへの対処は対空ミサイルや対空砲、CIWSといった(実弾をぶちこむ)「ハード・キル」だけでなく、妨害電波やチャフ・フレアといった偽目標で
撹乱する「ソフト・キル」もあるため、総動員するとそんなに対空ミサイルばかり考えなくてもいいわけです。