次期戦闘機関連が最優先という方針がとられている関係で
練習機開発は次期戦闘機関連の開発を足を引っ張る事業という立ち位置になってしまった
これが単純な「国内開発 VS 外国機導入」という構図にならなかった背景

次期戦闘機開発の主契約会社である三菱にとっては練習機開発なんてやって欲しくない案件
そんなもんに予算も技術者も割くようなことは絶対にしたくない
練習機開発に力を入れるくらいなら無人機開発など関連重要案件に力を入れてくれと思っている
そんなに工場の生産品が欲しいならライセンス生産でもやってくれと考える

川重やスバルにしても無人機分野で後れを取りたくない
練習機事業なんてボーイングやエアバスといった巨大企業と新興国の国策開発に挟み撃ちにされる分野
それだったら最先端の無人機開発の技術を得た方が数十倍利益になる
更に川崎なんかはP-1&C-2派生型は練習機事業よりずっと大事

この状態で国内メーカーが練習機事業で足並みを揃えるというのは難しい
おそらく国内メーカーが一致して将来練習機開発の必要性を訴えることも無かったと感じ
その状態でT-7&T-4後継機の検討が始まってしまった