L85職人の朝は早い
「まぁ好きではじめた仕事ですから」
最近の自動小銃は弾を撃つだけではいけないと口をこぼした
まず、素材の入念なチェックから始まる。
「やはり引き金の固さは重要だね」
「やっぱり一番うれしいのはお客さんからの感謝の手紙ね、弾が出なくても銃剣突撃には使えるって」
「重心に問題があっても、照準に問題があっても、マガジンが滑り落ちても、弾が出なくなっても、白兵戦になっても戦える銃に仕上げたい」
今日は納品日
彼は商品をリライアント・ロビンに詰め、ホースガーズへと向かった
基本的な形は決まっているが、最近のユーザーの嗜好に合わせ
もっと軽くてちゃんと弾が撃てるものを作らなければいけないのが辛いところ、と彼は語る。
「やっぱ冬の仕事はキツイね、愚痴ってもしかたないんだけどさ(笑)」
「でも自分が選んだ道だからね。後悔はしてないよ」
「ヘッケラー・コッホはダメだ。弾が出なくなった後のことを考えてない」
彼の目にかかれば、見るだけで出来不出来が分かってしまう。
技術立国英国、ここにあり。
今、一番の問題はブルパップ銃を採用する国が減っていることだという。
工場に着いて材料を手に取りぶん回す!
「最高の重さだ。良いのが出来るよ。」