暴走する河野太郎氏の、パワハラより重大な問題
閣議決定を人質に取ってエネルギー基本計画の変更を迫る
2021.9.3(金) 池田 信夫
https://jbpress.ismedia.jp/articles/-/66786
河野太郎行革担当相が炎上している。文春オンラインで資源エネルギー庁の幹部を
罵倒する音声データが公開され、話題を呼んでいるのだ。
これはエネルギー基本計画(エネ基)の素案についてのオンライン会議の録音で、
河野氏が「日本語わかる奴、出せよ」などと語気を荒げて、エネ基の修正を迫っている。
彼は霞が関では「パワハラ大臣」として知られているので、これ自体は驚くことではないが、
その音声データがこの時期に出たことには政治的な意味がある。
河野氏の発言は、文春によるとこんな調子だ。
 河野「おめぇ、北朝鮮がミサイルを撃ってきたらどうすんだい。
  テロリストの攻撃受けたら どうすんだい、今の原発。(再エネだけについて)
  そんな恣意的な記載を認めるわけねえだろうが! いい加減にしろよ」
エネ基で焦点になった「2030年に再エネ36〜38%程度」という記述については
(中略)
エネ庁が河野氏に逆らえない理由は、彼の冒頭の発言に示されている。
 河野「これ、エネ基って閣議決定だろ?」
 エネ庁「はい、最終的には閣議決定でございます」
 河野「そうだよな。経産省単独じゃ決められねぇんだろ?」
つまり河野氏は、エネ庁が修正要求に応じない場合は閣議決定に署名しないと示唆しているのだ。
(中略)
河野氏は「容量市場(大停電に備えるバッファの市場)を凍結しろ」とか、
「原子力の活用という文言を削除しろ」といった要求を出しているが、
エネ庁としては飲むわけには行かない。その結果、苦肉の策として出てきたのが、
音声データのリークだったのではないか。
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間違いなく河野は環境テロリスト