陸攻というコンセプトでは無いけど高橋淳さんのインタビュー見返していたら、G4M固有の問題としてSTOL性が比較的劣る機体だったようで、デカい滑走路じゃないと運用出来ない点で中々飽和攻撃とは噛み合わないんだなぁ
要求としてはウェリントンと同じ600mでの離陸が求められてたらしいけど同じく滑走要求600mの銀河よりもたつくんだそうで。

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着陸は至難の技でしたね」

「1式陸攻は重心が真中にあるせいか、離陸時はなかなか上がらず、ですんで乗員が全員後ろにいっせいに移動しました。
じゃないと機首が上がらないんです。
着陸時も搭乗員がやっぱり後ろに移動するんです。」

「だから機上戦死者がでて乗員が足りないときの着陸は難しかった。
けど技があってね、着陸時に一杯にブレーキを踏むんです。そうして一気に離す。そうすると尾部がやっと地面に着くそうです。」
4式重爆、銀河、ありゃあうらやましかったなあ・・・こっちがモタモタ離陸してるのにあっちはぱっと離陸していくもの。」

「そういえば、戦後自衛隊の教習に教官として参加した時に、本庄さん(一式陸攻の設計主務者)に会った事があります。
『え?あれに乗られてたって?あれは良かったでしょう、良かったでしょう』と言われて、まあ、何もいえませんでしたわ」