一応書いとくと、

OECDは各国間の指標を比較する際、物価調整に好んでPPPを使う。
各国におけるリンゴ一個の値段を購買力平価仮説に従い、PPPベースの米ドル(絶対物価)で表すと、
何所の国でもリンゴ一個=1USD(PPP)となる。

実際には、PPPベースの相対物価は日本を100とすると、以下の通り。
米国 102
日本 100
韓国 80
ポーランド 48

なので、リンゴ一個の値段を実際のUSDにすると以下のようになる。
米国 1.02USD
日本 1.00USD
韓国 0.80USD
ポーランド 0.48USD

さて、各国の年間の総生産がリンゴ1個だとすると名目GDPは以下の通り。
米国 1.02USD
日本 1.00USD
韓国 0.80USD
ポーランド 0.48USD

PPPベースのUSDで実質化したGDPは以下のようになる。
米国 1USD(PPP)
日本 1USD(PPP)
韓国 1USD(PPP)
ポーランド 1USD(PPP)

要するに、何か同じものを作ったとして、生産力や得られる所得が日本に比べて、韓国は2割り増し、ポーランドは倍に評価されるってことね。
まあ実際にはもっと複雑な計算や調整をしているから、韓国のGDPはPPPだと4割増になってたけどね。