電動化の時代に「大排気量+MT」で登場
今回、発表となった新型「Z」で注目すべきは、世界中がカーボンニュートラルを目指し、
電動化への方針を打ち出す中、新開発のV型6気筒 3.0リッターツインターボエンジンを
搭載してきたことだ。
このVR30DDTT型エンジンは、最高出力400馬力(405PS)、
最大トルク350lb-ft(475Nm)/5600rpmを発生し、6速MTと新開発の9速ATをラインナップする。
日産は、2050年までに事業活動を含めたクルマのライフサイクル全体のカーボンニュートラル
達成を目標に掲げ、2030年代早期より主要市場である日本、中国、アメリカ、ヨーロッパに
投入する新型車をすべて電動車両とすると発表している。
それにもかかわらず、「大排気量エンジン+マニュアルトランスミッション」という、
多くのクルマ好き、スポーツカー好きが求める「Z」のアイデンティティを残してくれたのだ。
それは、「常に挑戦し続けることがフェアレディZのDNAだ」と謳う、
日産自身のZのへの強い思い入れが感じられる部分でもある。

ホンダとは真逆である

ホンダはトラック売るためにF−1に出場した
日産はスポーツカー(旧ダットサンがZ、旧プリンスがGT−R)を作るために
作りたくもないミニバンを作っているのである