中国の「一帯一路」に失速リスク、参加国が反発=米研究所 | ロイター
https://jp.reuters.com/article/china-silkroad-idJPL4N2QV2DI

>共著者のブラッド・パークス氏は「高額予算、汚職、債務の持続可能性に対する懸念を理由に、
大規模な一帯一路プロジェクトを棚上げする低・中所得国が増えている」と指摘。

>エイドデータ研究所によると、マレーシアでは2013ー2021年に総額115億8000万ドルの
プロジェクトが中止された。カザフスタンでも15億ドル、ボリビアでも10億ドル以上の
プロジェクトが中止になった。

>エイドデータ研究所は、中国が過去18年間に165カ国で支援した総額8430億ドルの
プロジェクトを検証。中国が1年間に約束する国際開発金融は、現在、米国の2倍に達しているという。

>だが、パークス氏によると、対中感情が大きく変化したため、参加国が中国と密接な関係を
維持することが難しくなっている。

>報告書は、2013年の一帯一路の開始以降、中国が支援するプロジェクトが停止・中止される
例が増えており、カザフスタン、コスタリカ、カメルーンなど「買ってから後悔する」国が
相次いでいると指摘。

>信用リスクも高まっており、多くの低・中所得国では、中国の債務に対するエクスポージャーが
国内総生産(GDP)の10%を超えている。

>報告書によると、一帯一路のプロジェクトの35%では汚職、労働法違反、環境汚染、
抗議活動といった問題が発生。

>パークス氏は、主要7カ国(G7)が一帯一路に対抗して打ち出した途上国向けのインフラ
支援構想「ビルド・バック・ベター・ワールド(B3W)」の登場で、選択肢が増え、
一帯一路の一部の大規模プロジェクトがとん挫する可能性があるとの見方を示した。


金も切れ目だろうしなあ。