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ペリリュー 楽園のゲルニカ
http●s://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9A%E3%83%AA%E3%83%AA%E3%83%A5%E3%83%BC_%E6%A5%BD%E5%9C%92%E3%81%AE%E3%82%B2%E3%83%AB%E3%83%8B%E3%82%AB

元陸軍軍曹で茨城県在住の永井敬司は本作品を拒絶した。
永井は、2017年の本作品の原画展に関する共同記者会見に出席し、ペリリュー島を後世に語り継ぐことへの思いを語っていた。
しかし漫画作者武田一義への協力を断った。
武田が言われたのは「戦争を体験していないあなたがなぜ戦争を描けるのか。漫画というのは軽いと思う」ということだった。
2018年7月下旬、武田への協力を断った事情について取材に訪れた新聞記者に対し、永井はペリリューの戦いの惨状を語って涙を浮かべ、
「あそこで戦っていない人には分からない」、「ペリリューで亡くなった人を思うと、漫画は軽い。賛成しません」と言った。
記者から本作品の単行本を差し出されても手に取らなかった。
かつて戦後ペリリュー島で帰順(投降)したときも、最後まで投降に反対したのが永井(旧姓・館)だった。
館軍曹は軍人精神の持ち主として自他ともに認められていた。
帰国してからも自分たちが「手をあげて投降した」とか「捕虜になった」とか言われると激しい怒りを示した。
永井敬司は翌年11月4日に亡くなった。98歳。
34人いた生還者の最後の1人だった。