527の記事と最近の20円氏の持ってくる日本下げの記事を俯瞰的に見ると、
本邦の「皆の給料が上がらん」「過剰品質」の一方で「ミシュラン星五圧倒的」なんかは当然の流れとオモタ。

要するに本邦の消費者は(相対的に)圧倒的に賢く、宗教的に購入物品の選別をしない。
ひたすら選定基準は値段と品質なので、それを相手にする生産者もひたすらそれを追及する。

一方で欧米は件のような宗教的な言説がまかり通り、そのコストをあらゆるものに乗せるのが当然である。
確かにそれで平均的な収入は欧米の方が上になってしまったかもしれないが、
それは本質的にここにからくりがあるのではないかとお思い至った。

世界を一度、単純な「品質/コスト」の指標で並べてみたいものだ。
そしてそれは満足度が低くとも「生まれ変わってもこの国で」と思う国民の割合との相関がありそうな勘がある。