>>920
根本的な理由として日本陸軍は他国以上に陣地戦より運動戦に固執していて
将校にもとにかく運動戦第一で教育しており他国ほど陣地防御の活用を考えていなかった
・とにかく敵に主導権を握らせてはいけない
・主導権を取るため常に自軍から先にアクションを起こさなければいけない
・だから待ちの姿勢を取らずとにかく機動する事で奇襲や位置の優位の状況を作らなければいけない
というのをドグマのように信じていて攻勢だけでなく守勢でも積極的に迂回や機動防御を試みるよう叩き込んでいた
戦争末期に見直すまで島嶼の防御戦でも簡便で流動的な野戦陣地を敷いて歩兵の躍進と銃剣突撃に訴える=運動戦的な水際防御に固執していたのもその表れ

つまり将校教育で陣地固定防御ではなく運動戦をしろと極端な指導をしていたのが万歳突撃という形で現出し
雰囲気として下士官と兵にも伝播していたから将校不在でも彼らはやけっぱちの時に突撃を試みた