防衛省、「宇宙巡回船」の建造検討 警戒・監視、衛星修理も

https://news.yahoo.co.jp/articles/92b875f2c149ebe96040d93702ff540b14e6c932
防衛省が、宇宙空間の警戒・監視や人工衛星の修理・補給を担う「宇宙巡回船」の
建造を検討していることが分かった。

【図解】宇宙巡回船のイメージ
https://www.jiji.com/news2/kiji_photos/202110/20211009ax06S_o.jpg

関係者が9日、明らかにした。実現時期は未定だが、同省の目指す宇宙状況監視(SSA)
能力向上の一環として、宇宙空間を自由に航行する無人船を想定。
2022年度予算概算要求に調査・研究費1億円を計上した。
宇宙空間には、役目を終えた衛星やロケットなどが「スペースデブリ(宇宙ごみ)」として
多数存在し、稼働中の衛星に衝突する懸念がある。さらに、中国やロシアは他国の
衛星を攻撃・妨害する「キラー衛星」の開発を進めているとされる。
防衛省は、巡回船による警戒・監視を通じ、こうした被害を防止したい考え。
軌道上を周回する衛星と違い、自由に航行できるため、より広い範囲の監視が可能となる。
もう一つの役割は、衛星の修理・補給だ。

宇宙巡回船→宇宙駆逐艦→宇宙空母ブルーノア