日本の自動車産業も半導体産業みたいになるのかな?


東南アジアの自動車市場は日本メーカーが8割のシェアを握る「日本車王国」だ。
(中略)
その強固な城壁に、わずかな隙間が生じている。
電動化への対応だ。
従来の自動車産業を大きく揺さぶる電動化の波は、東南アジアにも確実に押し寄せている。

中国や韓国、そして現地企業が、電気自動車(EV)を突破口にして日本勢の牙城を切り崩そうと動き出した。
日本勢が築き上げた「王国」で今何が起きているのか。
中国、韓国そして現地勢の動きと、迎え撃つ日本勢の戦略をシリーズ「東南アジアEV攻防戦」で追う。
(中略)

■タイのEVの8割以上がMG

このタイ人女性を含む多くの一般消費者はMGを英国企業のブランドだと認識しているとみられる。
しかし、MGブランドのクルマの生産・販売を実際に手掛けているのは中国の自動車大手、上海汽車集団だ。
MG EPも中国で生産し、タイに輸入している。

2005年、MGブランドを抱えていた英MGローバーは南京汽車に買収された。
その2年後、今度は上海汽車が南京汽車を買収し、MGは上海汽車傘下のブランドとなった。
(中略)
MGは今、タイのEV市場をほぼ独占している。
(中略)
8割以上のシェアをMGの2車種のEVが握っているとみられる。

https://business.nikkei.com/atcl/gen/19/00118/101100060/

中国・上海汽車が現地財閥と組みタイで展開するEV「MG EP」。
100万バーツを切る価格で注目を集めた
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