警察はコカインや大麻リキッドをアメリカから県内のアメリカ軍基地を経由して密輸した疑いで、
住所不定の29歳の男やアメリカ海兵隊の兵士などからなる10人のグループを摘発しました。

摘発されたのは、住所不定の小南賢被告(29)やアメリカ海兵隊の24歳の兵士、
それに中城村に住む29歳の軍属など10人のグループです。
このうち、小南被告はことし6月、アメリカからコカインおよそ2キロ、
末端価格でおよそ4500万円相当、大麻リキッドおよそ2キロなどを密輸したとして逮捕され、
その後、大麻取締法違反などの罪で起訴されました。

警察によりますと、すでに起訴されているアメリカ海兵隊の兵士と軍属に
アメリカからコカインなどを調達させ、2人の男女に県外に運ぶよう指示を出していたということです。

アメリカ軍の捜査当局が別の事件で兵士を捜査していたところ、基地から
大麻などが密輸されている疑いが強まり、警察などが交友関係の捜査を進めた結果、
密輸グループの実態が明らかになったということです。