自衛隊練習ヘリどうなる? 米ヘリコプター企業エンストロムが破産 会社清算へ
1/20(木) 15:32配信
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乗りものニュース
60年以上続いたヘリコプターメーカーが消滅

陸上自衛隊のTH-480B練習ヘリコプター。エンストロム社のタービン480Bがベース(柘植優介撮影)。

 アメリカの航空機メーカーであるエンストロム・ヘリコプター・コーポレーションは2022年1月20日、事業を終了し会社を閉じると発表しました。

【写真】エンストロムの工場内部ほか

 理由は財政難で、破産宣告を出し、1月21日付で会社を清算するといいます。同社のマット・フランクール社長は「社員たちは新型コロナに関するパンデミックと弊社の財政難がありながらも、新造機を送り出し、既存の顧客に対して整備部品や技術サポートを供給し続けています。お客様への献身ぶりに頭が下がります」とコメントしています。

 エンストロムは1959(昭和34)年にアメリカで設立され、おもに単発エンジンを搭載した小型ヘリコプターを設計・生産してきた企業です。2012(平成24)年には中国の重慶通用飛機工業有限公司(CGAG)に買収され、そこの100%子会社となっていました。