>>857
帯域は有限だ
この点について軍オタですらあまりに意識が低い
無人機運用のアドバンテージを最大化しようとしたとき、ボトルネックになるのは通信帯域であり、次に情報を判断(意味付け)する能力だよ
観測し得られた情報はできるだけ末端に近いノードで一次処理し、余分なデータは濾し取って送り出す事が求められる
この能力は高度であればあるほど良い
一方で無人機自体にはそこまで高度な知的機能は持たせられない(効率的ではない、という意味で)
そこで、無人機運用ユニットにハブまたはサーバー機能を備えた統制システムを加えることで、軍全体で同時に運用可能な無人機の数を大幅に増やし、かつそれらが取得する情報の時間的な分解能の向上を図る必要がある
物流に喩えてみればわかりやすいかもしれない
センサーノードは簡単な一次加工ができる生産者であり、無人機運用ユニットの統制システムは近傍の生産者から材料を仕入れて二次加工を施す工場のようなもの
消費者のテーブルに届くまでに必要なロジスティクスの負担をとれだけ抑えられるかが、無人機運用の規模と質を決定する鍵になる
すべての畑から産地直送では、同じトラックの台数(または運転手の数)で供給できる料理の総量が大きく制限される