第12世代Core、PコアとEコアという2種類のCPUの組み合わせなのになぜRyzenより速い?
https://pc.watch.impress.co.jp/docs/column/ubiq/1361961.html

書いてあることはAlder Lake Developer Guideに載ってるのそのまま。
低負荷で持続するスレッドを意図的に分離してEコアにまかせんしゃいって事。
CPUマイグレーションによるEPやPE遷移は推奨されない。
理由はオーバーヘッドの発生と、Pを使うべきタスクでEを使うことでの遅滞。

>ただし、Maximum Turbo PowerはPL2と同じではない。第11世代CoreまでのPL2は言ってみれば、わずかな秒数だけ引き上げられる電力だったが、第12世代CoreのMaximum Turbo Powerはそれが可能な限り長時間維持するようにOEMメーカーに対して設計してほしいという意味の数値になる。このため、マザーボードメーカーが第12世代CoreのMaximum Turbo Power 241Wに対応するためには、241Wの消費電力を実現するために必要な電流を長時間安定して供給する電源回路や電源回路自体の放熱機構が必要になる。
ちょい勘違いしててPL2そのものかと思ってた。
Tau=999が推奨されるようになったような物か。
CPUクーラーとケース内環境を241W常時さばけるようにするべし。
AMDも今のままターボ管理では高性能製品群でかなり不利になるので追ってくるだろう。

Intel版big.LITTLEと呼ばれること多いけど、基本そのまま遷移させることで高効率化するArmのとはちょっと違う。(今のArmなら同様なことは可能)
アプリの基本設計を変えましょうねと言ってるんだよねん。
これはIntelだから出来ることでAMDでは出来ないなあ。
コンパイラがE用スレッド分離を自動化してくれれば有り難いけど、今のところ自分でやってくれという感じ。
PとE間コヒーレントはペナルティが大きめなので、全く違うことをやらせるようにした方が良いとおも。
あと気を付けるのはAVX-512には対応してない=VNNIも無いのでDLは不得意気味とかそんなとこ。
そこそこ癖がある。