>>245
家柄、人柄、財産(各地に持つ荘園)、親類の多さ
その辺りが図抜けていますからね>尊氏
その上で、尊氏も合戦準備に手を抜かない男だったりします
多々良川合戦では10倍以上の敵を打ち破ったなんて言われますが
実際には南朝側の諸将は殆ど戦わず、それどころか合戦中に次々と尊氏側に寝返っていたりします。
で、その寝返った武将たちには事前に尊氏から書状が届いていたり。
特に北部九州の渡辺党由縁の諸侍とか、南朝側についていても心情的には本家筋の尊氏に付きたいって連中を寝返らせて決戦に勝利。
西上して再び京都を取り戻す働きは見事なものです。

人心掌握にも優れていて、遠方から駆けつけてきた武将の手柄や先祖について一々称賛していたり
そりゃ、みんな尊氏のこと好きになるわな、ってエピソードも結構あったりします。
時々何もかも擲って引き籠ったりするのは、普段勉強に仕事に熱心で過労状態であったからかなぁ?と思ったり。