>>12の続き

2012年の民主党分裂から野党暮らしが続く。メディアの露出は減り、中央政界での影響力もかつてとは比較にならない。
「そもそも若者は小沢を知らない」。陣営関係者は嘆いた。

・震災後の対応響く

「小沢さんには東日本大震災後も含め一度も会ったことがない。『大丈夫か』と電話をもらったこともない」。
選挙序盤の21日、宮城県知事の村井嘉浩が奥州市でマイクを握った。 公明党の比例候補の応援のためだった。

小沢が沿岸被災地に入ったのは震災10カ月後。当時の対応に不満がくすぶる。
藤原を支持する奥州市の50代男性は「小沢さんは震災後、どうして熱心に地元に足を運んでくれなかったのか。今でも話題になる」と指摘する。

河北新報社が28〜30日に一関、北上、奥州各市で実施した期日前投票の出口調査(311人)では、20〜50代は藤原に入れた割合が圧倒的に高く、
60代以上でもほぼ互角。 高齢者からは「ずっと小沢に投票してきたが初めて藤原にした」といった声も聞かれた。

選挙戦最終日、開票日の予定を報道陣に問われると、小沢はこう言い残して東京に戻った。
「君らが一生懸命追い掛けてくれる事態になればいいがのお」。
選挙巧者で鋭い票読みで知られる小沢。 まるで敗北を悟っているかのような口ぶりだった。

河北新報 2021年11月02日 12:00
https://kahoku.news/articles/20211102khn000032.html

中央政界への影響力どころか、リケン党内の主導権すら失って久しい有様では、地元選挙区の支持層の先細りと高齢化は不可避だよな。
しかも地盤を引き継ぐべき有能な息子や親族もいないのだから。