>>945
キ-61は試作機からの改修で外形が全く変わらなかったのだろうか?
590km/hから30km/hの速度低下は15%の抵抗増大を意味する。
誘導抵抗は揚力の二乗に比例するので、重量が1割増えると誘導抵抗は2割増える。
しかし最大速度では誘導抵抗は全抵抗の1割程度なので抵抗の増加分は2%に過ぎない。
速度は(馬力/抵抗係数)の1/3乗に比例するから誘導抵抗による速度の減少分は0.7%、つまり4km/h程度のはず。
残り26km/hの速度低下は機体形状の何らかの変更が原因だろう。
でも、キ-44が外板の継ぎ目を目張りして580km/hから626km/hになったのを知ると、こういう考察は無意味に思えてくる。