>>306の続き

なにしろ真珠湾攻撃直後は、米海軍は極度に神経質になっており、
見張の敵潜発見報告が相次いでいたようです。

「鋭いが経験の乏しい見張員は、不安な気持ちから錯覚で潜望鏡や
魚雷を見つけたと思った。

ずっと前に船員がうっかりと舷側越しに落した甲板掃除用のモップの
枝が垂直に立ったまま漂流し、そのため機動部隊が高速で変針して
何千リットルもの燃料を空費し、1万人の乗員が戦闘配置に走った」
          (『空母エンタープライズ』上巻 スタッフォード/著)p44