ともあれ帝国海軍で航空はごく一握りの優秀な人材に支えられ、他は酷かった
そこで空母部隊を率いなきゃいけなかったというのは決定的だよ
海軍が航空に詳しかったら、まずワシントン条約やロンドン条約で人材を失うこともない
飛行機の部隊は戦闘要員も地上要員も大尉や中佐がウジャウジャしてる
制空権の有無で海戦が決まり、主力艦の比率は問題ではない、と見抜けていたら
6割海軍でも世間の期待を集めつつ、指揮官や技術将校として士官のポストも増やせた
石油の専門家も海軍内部に抱え込めたんだな

逆にそういう見識を一切持たずにむざむざと人材まで軍縮してしまった後、海軍航空をやってくのは並大抵の苦労じゃない
大艦巨砲主義者が蔓延っててオレらの努力が水泡に、という航空隊や空技廠中堅幹部の愚痴は本音なんだろうと思うよ
航空隊を大きく育てた山本五十六が主力艦撃沈ばかり言って、その前提になる偵察や航空撃滅戦の苦労を知らない、あの調子なんだもの