昭和10年代後半は、航空機の「劇的な進化」の時代。
そして「量」の時代。
そういう変化の時代において、守旧、
「かつての手法を正しく行う」タイプのリーダーは不向き。
かつての手法を、何を守り、何をあたらしくするか、守破離を適正に判断できる
リーダーの時代、と言える。

だから、南雲も草鹿も、さほど評価されない。
この点、山本五十六や小沢治三郎とは、明瞭な差があるだろう。