公明・北側副代表、敵基地攻撃能力「先制攻撃と誤解される」
1/27(木) 16:53 産経
公明党の北側一雄副代表は27日の記者会見で、岸田文雄首相が検討を進める敵基地攻撃能力の保有について懸念を示した。
「『敵基地』という言葉が果たしてふさわしいのか。『攻撃』という言葉は先制攻撃と誤解される可能性がある」と語った。
北側氏は個人的な意見と断った上で、「ミサイルも移動式や潜水艦から打つ場合もありさまざまだ。
ミサイル攻撃だけが脅威じゃない時代になってきている」と説明した。
憲法と防衛力強化との整合性に関し、「昔、敵基地攻撃の議論があったがあくまで攻撃の着手があったとの大前提の話だ。
当然、(憲法)9条の範囲内でどう考えていくかという問題だ」とも述べた。
一方、夏の参院選で自民党との相互推薦による選挙協力に関しては「何ら変わりはない」と述べ、
推薦見送り方針を維持する考えを示した。

敵基地攻撃「言葉ふさわしくない」 公明・北側氏、別の表現求める
1/27(木) 23:12 毎日
公明党の北側一雄副代表は27日の記者会見で、弾道ミサイルなどを相手国領域内で阻止する「敵基地攻撃能力」について、
「言葉自体、ふさわしいとは思っていない。
もっと違った表現にしてほしい」と述べ、政府に別の表現を使うよう求めた。

「敵基地」という言葉については「移動式(発射台)もあれば潜水艦(からの発射)もある。
またミサイル攻撃だけが脅威ではない時代になっている」と指摘した。

「攻撃」についても「『先制攻撃』と誤解される可能性がある」と注文を付けた。
岸田文雄首相が26日の衆院予算委員会で「憲法や国際法上、日米の基本的な役割分担を守るという範囲内で議論する」と答弁したことを挙げて、
「(首相も)憲法9条下で我が国の安全保障をどう考えるかということだから、当然『先制攻撃』なんてあり得ない」と述べた。