現実に即して考案するなら、冒険者ギルドも親方たちは大体世襲とか特権階級。
親方やその子供たちは危険な仕事は引き受けない。
ただ、命の危険性のある仕事は多く、死傷率も高いので、新参者は大歓迎。
近場での薬草採取? 小型の強くない魔物の駆除? 
そういう安全で成果物について需要も確実に見込まれる仕事は親方たちの持ち回り仕事で、ルーキーには回ってこない。
ルーキーに回されるのは危険で困難な仕事。
取り敢えず弾除け肉壁警報機として仕事が割り振られる。
大体のルーキーは早い段階で魔物の餌。
怪我した場合、軽傷ならいいが、重傷だと治る見込みがあってもそこで親切な人によってナイフで楽にしてもらえる。

こんな感じで冒険者ギルドのある都市ではギルドのブラック振りは知れ渡っているので、どんな貧しい住民でも冒険者になろうとはしない。
それなら物乞いやっていた方がマシなのだ。


みたいな世知辛なろうファンタジーがあったとして読む(読まれる)か、というと微妙だしなぁ。